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高齢者ドライバーの場合、車を買い替えて乗り続ける選択肢だけでなく、免許返納も視野に入れる必要があります。免許を返納する年齢の目安は70歳前後です。75歳以上になると、工作物への衝突や路外への逸脱などの単独事故による交通死亡事故が増えることが明らかになっています。
また、70歳を過ぎると免許更新の際に高齢者講習を受ける必要があり、さらに75歳を過ぎれば更新の際に認知機能検査も受ける必要があります。日本の法律において「〇歳以上は運転してはいけない」といった年齢の上限は定められていませんが、買い替えではなくそもそも乗り続けるかどうかも検討するとよいでしょう。
高齢者が安全に運転するためにも、安全装備が充実している車を選ぶのがおすすめです。
令和4年警察白書によると、高齢者ドライバーの死亡事故の原因は「ブレーキとアクセルの踏み間違い」「ハンドルの操作不適」であることがわかっています。
これらが原因の事故は、安全装備で防止または回避できる可能性があります。特に「ペダル踏み間違い急発進抑制装置」や「衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)」がついていると安心感があるでしょう。
高齢者が乗る車の買い替えなら、先進安全技術でドライバーの安全運転を支援してくれる車「セーフティ・サポートカー(サポカー)」から選ぶのもひとつです。
サポカーは、高齢運転者を含めたすべての運転者による交通事故の発生防止・被害軽減対策の一環として、国が推奨している自動車です。
サポカーには、以下のような先進安全技術が搭載されています。
なお、サポカーに搭載されている先進安全技術は交通事故の防止や被害の軽減に役立ちますが、これらの機能には限界があります。機能に頼りすぎず、安全運転を心がけることが大切です。
コンパクトで小回りが利くかどうかにも注目して選びましょう。高齢になると運転能力も落ちてしまったり、周りへの注意力が欠陥したりするため、コンパクトなサイズ感で運転しやすいものがおすすめです。
特に自宅周りが住宅街の場合、道が狭いケースも多いです。コンパクトな車なら小回りが利くので、狭い道でも運転しやすいでしょう。