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電動車専門ブランドを目指すレクサスは、2026年にもBEVサルーンの投入を控えている模様。
2013年デビューの現行ISは、当時レクサスが展開を進めていた新世代商品群の象徴として登場した。やがて世間のニーズはSUVに傾き、セダンの需要は減る一方に。
さらに、車業界ではBEV化の夜明けがトヨタの想定以上に早く到来。次期ISを開発している場合ではなくなった。そこでトヨタは大規模マイナーチェンジでIS延命を決めて2020年秋に導入。
ISの開発を諦め開発リソースをBEVプロジェクトに割り振ることで、レクサスは新しい電動セダンの導入を2026年に実現するだろう。
新しいセダンのコンセプト版は、ジャパンモビリティショーで世界初公開された「LF-ZC」だ。このスタディモデルのスリーサイズはほぼISと同クラスであり、事実上の後継車と言っても過言ではない。
ネーミングの有力候補は「HZ」。2WDの「HZ300e」と4WDの「HZ450e」に加え、電動コンポーネントが補強されたF-SPORT相当の「HZ550e」もラインナップされる模様。
では、ISはどうなるのか。前出の電動セダン投入と引き換えに廃止されるわけではなく、しばらくは併売される見通しだ。
レクサスは2035年までに電動車専門ブランドに鞍替えすることを宣言している。とはいえ、ISをゆっくりとフェードアウトさせることでBEVに抵抗を感じるユーザーや保守層にも選択肢を残し、時間をかけてブランドの立ち位置を変えていくと予想される。
※2024年1月25日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません。
【諸元・スペック】
■予想発表時期:2026年
■全長×全幅×全高:4750×1865×1435(mm)
■搭載エンジン:電気モータ0